2018年8月2日掲載

あらためて未満と以下

—ほぼ70年ぶりの確認—

 コンビニに行って酒類をレジに持っていくと、20歳以上かどうかの画面に触らせられる。酒を未成年に売らないためだ。

 映画でも成人映画があって、未成年は入場できない。

 20歳それも満年齢、数え年の微妙な差など誰も外見からは分りはしない。

 そこで明らかな子どもでなければ、当時の「不良」高校生は拒絶されずに入館していたはずだ。ここにきて18歳に選挙権が与えられ、政治判断で投票権が若返った。次は少年法で罰する方の年齢引き下げで、飴と鞭がそろうことになる。

 すでに18歳投票権がさる参院選で行使されたが、18歳、19歳の投票率は全国平均50%にならなかったという。このままでは間もなく始まる少年法の鞭の痛みだけは確実に残ることになる。

—閑話休題—

 あらためてのことでもないが、「18歳未満お断り」に18歳は含まれるのか。

 「18歳以下」は同じくどうか、算数の小数点以下、四捨五入などと憶えさせられたあれである。

 未満はその年齢を含む、以下は含まない。

 木造校舎で九九を習って70年を越え、外に使ったこともない(18歳未満云云の映画館に近づかなかったから)ので確認してみたのだ。

 したがって19歳未満と18歳以下は同年齢群ということである。あらためて日本語は素晴らしいと思う。

2018年7月29日 記