2018年9月11日掲載

いつまで肩書社会か!?

—ヒマな国日本—

 モー娘。とかいう集団にいた芸能人が、飲酒運転で、自転車の通行人、歩行者と接触して逃走し、後に自首してきたという事件でテレビなどが騒いでいる。

 もとの肩書でなんであれ、事故を起こせば、それを報じ、一般社会人に注意を求めればよいことだ。

 肩書にこだわるということは、その肩書であった人は善人で、徳の高い人であり、常識人以上の人であるという規定があるということだ。

—肩書を裏切るのが人間—

 警察官、教員、牧師、裁判官、弁護士でも犯罪はおかす。たしかに肩書は人に抑制作用をもたらす。警察官、牧師、裁判官が犯罪に手を染める確率は低い。

 話を変えてみる。詐欺師などは偽の肩書で人をだまして仕事をする。またやすやすとだまされる。

 今回も元モー娘。という肩書で騒いでいる。教師、警察官の犯罪にそれほど驚かなくなった今日、芸能人の飲酒運転にいつまでもつきあっているマスコミはずいぶんとヒマな職場ということだ。一方で北海道の地震など人命にかかわる大事故が起こっている。事の重大性から見て、冷静にマスコミは扱うべきだ。マスコミが報じなかったからといって、飲酒運転の元モー娘。なる人の罪が軽くなるわけではないのだから。

2018年9月9日 記