2017年4月17日掲載
東芝が象徴する原発の衰退!
—落日を追う日本の愚かさ—
東芝がなくなります。粉飾決算をせざるを得なかったのです。その原因の一つが米国のウェスティングハウスを買収した原発事業がかんばしくなかったからです。2006年に巨額で手に入れました。ところがすでに79年のスリーマイル島、86年のチェルノブイリ事故で原発は決して安全ではない、危険な施設と世界が学習してしまっていたのです。かつて日本経団連を牽引してきた超一流企業の末路は、強がりで敗戦国にしたかつての旧関東軍の遺伝子を引き継ぐものです。日本政府の原子力政策に影響され、影響するという負の相互関係で癒着してきたのです。この関係は東京電力にもいえるのです。
もうこの国策に追随してきた東芝、東電は時代的役割の終わった企業といえます。
2017年4月14日 記