2017年9月29日掲載

政治は詞を正確に使うべき!

—二足の草鞋は博徒に用いることば—

 小池都知事が国政政策の代表となり、今日28日解散の衆院選の目玉となっています。報道機関は二足の草鞋の小池都知事といっています。しかし、この用法は小池都知事に失礼極まりないものです。二足の草鞋とはかつて町の警備をしていた岡っ引きが、その一方で博打などをしている時に二足の草鞋を履く、といわれたのです。都知事と政党代表の二役は決して二足の草鞋ではありません。

 どこかの新聞社で使うと他社も含めて乱用する程度の軽い認識です。

 しかし、この二足の草鞋と都知事の仕事量は別問題です。都知事をしながら政党代表が務まるとすれば両方を疎かにしていることです。まして都知事は公職。その場で言い繕う小池都知事は今回も公示直前に立候補して首相を目指すことでしょう。国民も馬鹿にされたものです。

2017年9月28日 記