2024年9月1日掲載

あくまでも感じの話、わが国の三人の政治家の話

 このところ暑さのせいか、印象で物を見るようになっています。そのことを前提で書きます。都知事選挙に出た石丸氏1982年生まれ、兵庫県知事の斎藤氏1977年生まれ、自民党総裁選挙に出ようとする小林氏1974年生まれ。三人ともテレビなどで放送される言葉、態度、表情から共通の印象があります。強面というか自信たっぷりな態度が見受けられます。いうまでもなく三人とも政治家です。政治をする人はまず人に心を開いていなければ、なりません。人の意見を聴くことが大切だからです。人のためにする仕事が政治なのですから。そこから自分の政治態度を練り上げていくものです。

—自分があっての政治ではなくー

 ところが三人ともに、自分が先にあって、他人を説得したり、同調させることを強調しているように見えます。私が危惧するのは世界的な政治家の性格が、自分よがりで相手を見ず強引に事を運ぼうとする傾向にあることです。アメリカのトランプ前大統領、ロシアのプーチン前大統領、中国の習主席、北朝鮮の金主席を思い出しました。力による政治は、空気の様に世界中に拡散しているのでしょうか。力による政治が醸成されつつあるような気分は、考えすぎでしょうか。

2024年8月30日 記