2015年1月25日掲載

ラジオ深夜便と私

—初回から今日まで25年間—

 私が朝早く起きていろいろやったり、考えたりしていることは、しばらく前にも書きました。翻訳、執筆、俳句、木刀の素振りなど一人でできる習慣づけ、これを日日です。

 しかしその中で、NHKラジオのラジオ深夜便を25年前の第1回目から聴いてきました。

 午後11時20分から翌朝5時までの中継を主にした番組です。当時は宇田川清江さんが主となって、日替りに中堅以上のアナウンサーがテレビで見たことのない人も含めて出ていたように思います。深夜操業のトラック運転手、寝つけない人、入院中の人、受験生など目的はいろいろあって親しんできました。NHKから聴取者用の月刊誌も出ています。私はこの番組をつけっぱなしで寝ます。不思議なもので、気になるところで目が覚めることがしばしばあります。あまり熟睡していないのかもしれません。

 だいたい朝4〜5時に起きますから、4時から個人インタビューの時です。

 祖父から朝は尊い、早起きは三文の得といいきかされてきましたから、夜更しより朝の早起きの方が自分に合っているように思ってきました。

 だれにも邪魔されずに、時間を過ごせるのですから、朝の3時間は宝物です。

 たしかラジオ深夜便で、山本寛斎さんが、朝起きたら戸外で太陽を飲み込むように大口を開けて深呼吸していると話していました。

 いろいろな朝のむかえ方があります。

 私の25年間にわたる朝型生活につきあってきているのが、ラジオ深夜便ということになります。

2015年1月24日 記