2016年7月21日掲載

山岡鉄舟生誕180年記念
「山岡鉄舟と江戸無血開城」展について

 7月19日は山岡鉄舟の命日でした。毎歳忌として毎年法要を営みます。今年も参加しました。本堂での読経のあと、江戸東京博物館学芸員の小酒井大悟氏の講話がありました。簡単な鉄舟の人生と本欄の表題についてでした。この展覧会は私と平井全生庵住職が5年前から江戸博と交渉してきた企画でした。

 肝腎な鉄舟の膝元で一回も展覧会が開かれていない、ということで館と交渉が始まりました。館の改修とも重なり時間がかかりました。

 しかし、江戸無血開城といえば西郷と勝という通説に正しい認識をしてもらう好機でもあり、都民として関心をもっと欲しいところですので、根気強く実現を求めました。8月11日から9月末までですので、興味のある人を誘って下さい。

 今年5月に剣道八段になった方の隣りで会食し、久しぶりに楽しいひと時でした。これで少しは山岡鉄舟の江戸・東京への貢献を知ってもらう動機づけになったと思います。

 5年間の肩の荷を下しましょう。

2016年7月20日 記