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第10回

 聖学院小学校、王子桜中学校の剣道ボランティアも3月までです。剣道の技術よりも剣道を通じて教育するという教育剣道という考え方です。

公務優先をとりつつ、青少年の育成ということで、できるだけ竹刀を持つようにしています。

寒い冬の授業や、クラブ活動ですが、子供たちとともに励んでいます。

第9回

 聖学院小学校、王子桜中学校の剣道ボランティアも9月から開始しています。しばらく見ないうちに、5センチ以上身長の伸びた生徒もいて驚きました。剣道の技術よりも剣道を通じて教育するという教育剣道という考え方です。

公務優先をとりつつ、青少年の育成ということで、できるだけ竹刀を持つようにしています。

第8回

 5月24日九段中学校で剣道指導者をめざす約300人の剣道上級者にむけて1時間講演をしました。区立中学で授業として剣道を教えている経験を語ったのです。

他のスポーツと異なり、武道の意味、剣道とその周辺の文化性など平成24年からの武道の体育授業での必修化に備えの必要なことを3点に分けて話しました。

授業になれば、剣道が嫌な生徒をどう好きにさせ、楽しくさせるか、ここがポイントだと話しました。好評だったようです。

第7回

 平成21年度が始まりました。

聖学院小学校は金曜日の1時間。年間で15回ぐらいですので上達は困難です。しかし、楽しい稽古をめざします。今年で20年ボランティア活動したことになります。

 中学校は新校舎の武道場で稽古開始。教育剣道を進めていきます。

第6回

 3月13日、今年最後の授業。一年生。最後なので、和田に総括授業ということで、私の講話と実技指導。講話=日本の文化伝統の剣道は仕度に時間がかかる。サッカー、バスケットボールなどは時間がかからない。時間がかかるところが武道のよいところ。紐を結ぶ、解く。それも何本も。それにともなう所作の流れなどが日本独特のもの。その良さを知って欲しい。実技=相互の面打ち各10本ずつ2回。互角稽古。2年生になっても素直な態度を忘れずに…。

第5回

 小学校、中学校ともに大会も終わり、結果が出ました。とくに中学校は成立高校福田杯で初めてベスト8に進出しました。基本稽古が生きてきたと思っています。

 剣道教育ではなく教育剣道の立場でこれからも努力してまいります。

第4回

 昨年の9月から12月まで筑波大学の剣道講座に通いました。

准教授の香田郡秀教士八段の指導で大学の剣道部員も交えての講義です。

 基本となる足の構え、手の構え、目の使い方など「いまさら」ということも徹底して教示されました。週1回の筑波通いでしたが、2時間かけての電車は気分転換になりました。1回も休むことなく、学長からの修了証もいただきました。

小、中学校の児童、生徒に教えるためには、私自身が常に基本に立ち返り、進んで学問的な追求心を忘れずに精励しなければなりません。

 今2月は厳寒の時ですが、春はそこまできています。工夫、努力をして児童、生徒に理解しやすい剣道を、武道の心を伝えてまいります。

第3回

小学校…立教小学校と東京女学館小学校の三校対抗試合が2月にありますので直前特訓中です。

中学校…2月1日の成立高校福田杯戦に向けてチームワークを練り上げています。

第2回

剣道に限らず教える事の困難さ!

 12月に入り各大会で、私の指導する学校でも、それなりの成果を挙げています。

 10人以上の児童、生徒に五徳を教えることの難しさをつくづく知りました。発達も異なり成長も揃わぬ対象に一人で教えることの困難さは教育の困難さに通じます。

 理解の早い人、ゆっくりな人、どちらも指導します。早い人に合わせれば、ゆっくりの人に不満が出る、その逆もあります。

 そうなりますと、足して2で割る中間の人に合わせることになりました。

 これでも、中間の人を除いて、それぞれに不満か出てきます。

 一対一で教育しない限り永遠の課題となるのでしょう。

 この私の経験からも、いままでの教育者もこれからの教育者も集団教育の持つ限界の中で苦悶していくことでしょう。父母も社会もこのことに理解を示せないと、ひたすら自分の子どもだけに着目することになります。教育者はお金に代替できない作業をしているのですから、尊敬される存在として自他ともに認める意識を持つことが大切です。

 つくり変えることのできる工業製品、農作物とは違う、崇高な子どもの成長・発達と関わり、生きることの厳しさを知りながら日々を過ごしています。12月に入り、体育館の床も冷たくなり子ども達も寒さとの闘いが始まります。

 来春まで4ヶ月の試練です。

第1回

ともするといままで剣道は個人の身心の修養のためにありました。しかし私は剣道=文化と、捉えます。そのためには私が文化を学び、それを後輩に伝える義務があると考えます。そこで剣道を身心障害者、高齢者、幼児などに本人のレベルにあわせて習得してもらおうとしてきました。小学校、中学校のクラブでの指導も礼法、先輩後輩の関係、刀の思想、打ち合うことの楽しみなど巾広く指導してきました。私は剣道教育家を自認しつつ、大学などに通い学習しています。