2020年4月25日掲載、2020年5月5日訂正

三代目の雪見・メスのフレンチ・ブルのこと

 2月から我が家に保護犬が来た。愛知県豊橋市まで行って、飼い主見合いをしての結果である。動物愛護の精神は育てなければならない。飼い主のわがままで捨てられる犬もいる。友人の活動家は関東近県の山の中で数百頭を飼って、餌やりの費用の苦労を聞いたことがある。

 飼う以上は家族である。散歩や餌やりは当然のことで、糞や尿の始末には飼い主の常識が表われる。6歳なので落ち着いているが、時々、散歩中、哲学をするので困っている。すなわち何か考え事をして、動かなくなるのだ。リード(ひも)を引いても、声をかけてもダメ。根比べである。哲学の時間を入れて運動の時間は1時間前後である。ドッグフードにたすこと魚のあらとそのスープ、蒸し野菜、プレーンヨーグルトが食事。とにかくこの犬との生活が始まった。雪見(ゆきみ)という名前の由来は施設にいたときの名前である。初代、二代もフレンチ・ブルなのだが、家族の誰がいうとなく決まったものだ。この犬種は吠えないので選んでいるのかもしれない。いま翻訳中のメリアムの自伝風の回顧録の中に出てくる愛犬カルロ、カルロを失ったメリアムのペット・ロスのことを思い出しつつこの記事を書いている。このところやることの多い私である。

2020年4月23日 記