2012年9月13日掲載
ブラックリストに載ったMr.WADA
先日、在日のビルマ人が「ブラックリストが手に入ったので持っていきます。」といって事務所に来ました。
それに先立ってワシントンのビルマ人は電話で「和田さんがブラックリストから外されて、よかったですね」と知らされていました。この電話の時は、聞くだけでした。
今回はビルマ政府が6000人いるブラックリストのうち2000人を外したというニュースを聞いてはいました。リストの1047番目にMR.WADA MUNCHARU MP4354265と書かれています。変なのはMUNEHARUのNEがNCとなって一字が誤植なのです。このリストは8月に公表されています。
私は4月のスーチーさんの補欠選挙に行っています。ビザもパスポートも取っています。3月のビザ申請は当然ブラックリストに載っていますから、本当はビザは取れないはずです。
私がブラックリストに載った理由は分かっています。
自宅軟禁中のスー・チーさんに会って、民主化の工夫を話して帰国する時、彼女の演説しているビデオを持っていたのを出国の時に見つかり、写真を撮られ、質問されていたからです。
それから何回か行く必要もあったのですが、この写真の件からブラックリストに載ったと思って申請をしなかったのです。
さて真実は!?なぜ私はブラックリスト解除になった8月前の4月にビルマに入国できたのでしょう。
考えられることはNEをNCと理解して別人と判断してNEに許可を出したということです。私を止めた係官の書き方が間違ったためと思われます。当時はパソコンを使っていなかったように記憶しています。
そこでNEは別人と判断されたということでしょう。
今から考えますと、10年以上にわたってNEはブラックリストには載っていずにNCが載っていたのです。
なんと無駄な月日であったことか。
しかし、ビルマ人の仲間が私のビルマ民主化、スーチーさんとの関係を心配して、あちこちからブラックリスト解除を知らせてきたことに深く感謝しています。
9月12日 記