2013年12月6日掲載
国民はいま 問われている!
—選ぶ眼力と愚かさのくりかえし—
国政の特定秘密保護法案と都政の猪瀬金脈問題について民主党がどう対応するのか、いま国民は注目しています。国民が大勝させた自民党そして与党を組む公明党は、多数を背景に国民を委縮させ自由を奪う悪法を12月5日の今日、国会を通過させようとしています。
作った後に政治家や政党も束縛しはじめる悪法を勢いづいて、安倍政権と自公を中心とした勢力は強行します。民主党はどうするのか。
一方の都政も都議会民主党は第4党に力を落としましたが、猪瀬知事との是是非非関係が本物かどうか問われます。お金と政治家の問題は、政治にお金がかかることを前提に日本の政治ができていることから起因しています。
そして有権者も政治の側のサービスの質、虚栄、虚飾を見抜く眼力を持たずにきました。さらにその力を育ててこなかった民主主義の政治教育の不足もあります。
有権者の思いあがり、それは選ぶことですべて完了という一方づいた誤解です。
選ぶ前にその政党や人物を見抜く眼力を教育、経験から身につけることを忘れています。それでいながら選ぶ権利だけが肥大しています。さらに選んだ後の監視もしない無責任があります。
いまの有権者は選んだ責任に気づかずにいます。
また選ぶことにつきまとうその後の始末を知らずにいるということです。
国民は安倍政権を作ろうとした人と政党、猪瀬知事本人が目指した都政とそれを支援した人々の目的や動機を選挙の時に見抜けなかった不勉強と未熟を知るべきです。
自分の凡庸さ、愚かさ、このことを自覚しなければ何回選挙で人や政党を選んでも騙されることになります。
考えること、立ち止まることの大切さを知って、時流に流されていく恐ろしさを痛感するべきです。
もう遅いとするか、まだ遅くないと考えるかは、私たちの気持ちと覚悟の持ちようです。
2013年12月5日 記
