2013年12月9日掲載

有権者よ目覚めよ!

—まず自覚—

 6日の特定秘密保護法の成立に国会を中心にしたデモが盛んでした。今でもデモをしている人々がいます。支持します。

 しかし考えてみましょう。昨年の今ごろ衆議院選があり、今年の夏に参議院選があって国民は今の与党である自民党や公明党に多数を預けたのです。

 その信頼したはずの安倍政権が国民の半分以上が反対する法律を強行しました。有権者は1年前、数ヵ月前に今日の強行を予想しなかったのでしょうか。

 安倍政権の国家主義を公約していたのではないですか。

 本人の靖国神社参拝も含めて。まず自分の選択、判断を振り返ることが先です。不明な判断だったと自覚することです。

 そしてその支持した人間や政党に批判を加えなければなりません。

 そして新たな人物選び、政党選びの機会を早くするために解散を求めていくことです。

 裏切られたというより自分の不明を恥じて次の機会を急がせることが妥当なのです。その間にデモや批判活動があるのです。

 自分たちの衆院選挙の選択を反省してからでなければ外に向けての怒りや不満となっているだけで、自分と民主主義の成長はありません。デモも大切ですがその前になすべきことは自覚です。それがなければ被害者意識を高めるだけで、次につながらない徒労だけが残ることになります。

 感情的な安倍政権への怒りの前に、冷静な自覚があってこそ政治教育がすすんだということになります。

 くりかえしますが自覚がまずはじめになければなりません。

2013年12月8日 記