2013年12月20日掲載

猪瀬都知事の深い闇

—はっきりと決着すべき 5000万円疑惑—

 猪瀬知事は都議会で辞職を許可されました。

 ここで不可思議なことがあります。都議会が設置した、地方自治法に基づく100条委員会が消失してしまったことです。

 猪瀬知事が辞意を表明したとたんに、一旦委員会の設置を決めながら、なくしてしまったのです。委員会での嘘の発言は偽証罪となるほどの事実究明の真剣な場であったはずです。

 知事を辞めれば5000万円の徳洲会献金追求は都議会はしない、とでも内約束があったのでしょうか。

 合点がいきません。猪瀬知事が辞めても東京電力病院の副知事、都知事との職務権限の疑惑は残っています。

 それをやめるという理由はまったく理解できません。そして事実よりも後継の知事を誰にするのかというように変化しています。

 徳田代議士の選挙違反から始まった猪瀬知事の贈収賄疑惑事件です。

 5000万円の献金、借用の問題をはっきりと決着させることと次の都知事選びは区別して進めるべきです。

2013年12月21日 記