2014年2月6日掲載
橋下市長、辞職・出直し選挙へ
2月3日に記者会見して市長を正式に辞職すると表明しました。
辞職の理由は2015年4月の「都」移行をめざすためというものです。
橋下構想は大阪市24区を特別区にして、大阪府との二重行政を解消しようとします。ところが特別区の区割案は4つあり10月に予定する住民投票に間に合わないので急ぐように求めましたが、市議会の維新の会以外が反対したための辞職・出直し選挙になったのです。住民投票には大都市地域特別区設置法に基づく法定協議会と府と市の議会の3回の議決が必要です。
推進するのは維新の会ですが、単独過半数までの議席がありません。そこで人気と支持のあると考える自分の選挙で市民の声を動かし、議会へ圧力を加えようと考えたのです。橋下市長の辞表が選挙管理委員会に受理された翌日から50日以内の選挙となります。再選挙に他政党からの対立候補が出るのか出ないのかが当面の注目です。また市長は当選して議会からの不信任を出させ、議会のリコール選挙を考えているのかもしれません。
心理戦が続きます。
2014年2月4日 記
