2016年7月10日掲載
裁判員制度の愚かさ
—廃止すべき制度—
耳にすると「国民に開かれた裁判制度」ですが、諸外国の裁判員制度を真似たキワ物であることが証明されました。
7月8日、福岡地裁小倉支部は、5月の暴力団員の殺人未遂事件の初公判の帰りの裁判員に傍聴していた暴力団関係者が、「顔おぼえとるけん」と脅しまがいの声をかけました。この事件では5人の裁判員が辞任しています。仕返しの恐怖を感じたからでしょう。このようなことは、いくらでも起こり得ることです。強制的に裁判員に指名され、身辺に不安を感ずる裁判員制度は、誰のためになるのでしょうか。
この制度を決めた司法関係者の手柄話になるだけです。即刻廃止です。職業として裁判官がやればよいのです。
2016年7月8日 記