2018年4月10日掲載

日本語を正しく使う!

—曖昧さをなくす言語活動を—

 このホームページは外来語をできるだけ用いずに、書いてきました。話し言葉にも使わずにきました。かつて書きましたが、レイプと聞いたり、読んだりするよりも、強姦(ごうかん)とするとその様子が判りやすいのです。

 日本語の長所です。漢字は意味を文字が表すので見て読めば伝える内容が伝わります。こんな便利な表現道具はありません。

 これを日本の文部行政では漢字の数を減らし、略字をすすめてきました。自由に選択すればよいはずです。情報を仕事とする新聞、雑誌などは画数(?)の少ないカタカナ字文や漢字の簡略化をすすめたいに違いありません。こんな人達が国語審議会などに入り、漢字表現などの意見を聞かれれば、答えは決まっています。日本人の表現文化は、日本だけのものです。柿本人麻呂の「しきしまの 大和の国は 言霊の さきはふ国ぞ まさきくありこそ」にある通り、日本は言葉によって幸福をもたらす国である、と歌っています。

 世の中は変えること、変わることを善として政治家も官僚も経済人も教育者も動いています。変えてはならないものもあります。

 まず日本を守る、変えないという気構えをもって正しく使っていきたいものです。

 だれにも負担をかけず自分の心がけだけでできる世直し運動です。

2018年4月7日 記