2016年7月9日掲載
政治教育講座(9)
—政治は結果である、という暴論—
選挙や政権を勝ち取った側から、「政治は結果だ」と言います。しかし世の中は失敗、敗北の数が勝利した数よりも圧倒的に多いのです。私たちは成功よりも失敗から多くを学び個人的には人生、社会的には歴史を造ってきました。数多い失敗の経験から得なければ勿体ないと思いませんか。
私たちは結果に至る過程を自覚しつつ、政治と向きあうべきでしょう。勝者の往々にして吐く「政治=結果」論は、地道な努力を軽視することになります。過程には日日の政治への関心を持続する気持を維持することです。
2016年7月8日 記
