2016年7月12日掲載

政治教育講座(11)

—日常生活が政治—

 英国の例を引きます。私が一人で視察した時のこと。選挙は毎年5月の第一木曜日と決まっていて、どこかで行なわれています。宣伝カーが大声で回ることも、ポスターの派手な掲示もありません。生活を乱すと選ばれる資格がない、と非難されます。政党政治ですから、まず党を選び、その党の候補者という順です。すべて民主主義の発祥の国・英国が優れているわけではありません。低投票率、無関心の難問はどこも同じ。でも人に迷惑をかけて公職に就くことはできません。日本も最低そこまでは持って行きたいものです。

2016年7月10日 記