2016年7月17日掲載
政治教育講座(12)
姿勢、政策、理想、信念…
—見えないところを観る—
だれでも新しい、美しい、便利なものに憧れます。
そして価値判断します。
そこには表面の印象だけがあります。例えば食物、衣料品は、色、薫り、素材、配色などが基準となりましょう。ところが政治の価値判断は思想が伴います。個人か集団か、伝統か刷新か、広さか狭さか、など五感すべてを動員します。難しくは形而下か、形而上かということです。截然とするわけではありませんが形而上の部分の多い区分です。これには訓練が必要です。それが政治教育で、自然に身につくものではありません。いまわが国は政治教育がないに等しい状態です。投票率以前の状態です。
2016年7月15日 記
