2017年6月23日掲載

[提案]民生・児童委員の体制強化

 生活困窮者や子ども問題を扱うことを任務とする民生・児童委員は無報酬です。厚生労働大臣が委嘱することになっています。認知症や生活保護などの人人を大切にする仕事です。

 しかしひとたび地方分権が流行のようになった時に、都道府県知事の委嘱にする動きがありました。しかし全国の民生・児童委員会から、名誉ある大臣委嘱を続けて欲しいという願いがありました。当時、都議会の議長であった私は民生・児童委員の全国集会で大臣委嘱を続けたい、という熱意に感銘を受けて、首都圏の議長と語らって議会が継続の意見書を国に出すように連携しました。それぞれが意見書を出しました。その結果、大臣委嘱はそのまま続くことになりました。全国の民生・児童委員の人人から喜ばれています。これからは高齢化している民生・児童委員の人材確保が大切です。無報酬であるだけに、なり手は年年少なくなっていますので、そのために民生・児童委員の意義を知ってもらえるような機会を行政が作るようにしていきたいと思います。

 これから団塊世代以上の高齢者が増加してきますので、その役割はますます重要になってきます。

2017年6月20日 記