2017年6月23日掲載

和田宗春のすぐ実現できる10の都政改革

その9 犬猫の殺処分の廃止

 私たちが趣味で犬や猫を飼うことは、だれでも楽しいものです。そして子どもの情操教育のためにもよいことです。

 しかし、問題もあります。売買する業者の姿勢によっては、動物の扱いが不適切な場合もあります。イタリア人であった私の友人は、富士山麓に300匹の犬を保護する運動をしていて、月に2〜3度、食糧を運んでいました。食糧もNPOで集めていましたが、日本人がお金で動物の生命を粗末にするのが許せないとも言っていました。

 犬、猫の売買にも流行があって、かつてシベリアンハスキー人気でしたが、その後、不人気になるとそれを山麓に放置する人が増えたと怒っていました。そしてそれが都会ですと保健所に捕獲されて、飼い主が出てこないと殺処分となります。

 それを防ぐためには飼う人に責任を求めること、事情で手放すときの代わりの飼い主を探すためのネットワークを作ることです。

 一案としては、都庁の広い市民広場を犬猫の里親探しの会場にして、3か月、4か月に1回、お見合い会を開くことなどが考えられます。全国的にも殺処分は減る傾向にあり、そのためにの自治体の強い管理が必要です。

 都はその方向で改革していくべきです。

2017年6月22日 記