2017年6月23日掲載

和田宗春のすぐ実現できる10の都政改革

その10 スポーツボランティア条例の制定

 私たちがスポーツといいますと、観る、やるという2つのスポーツがすぐ浮かびます。プロ野球、プロゴルフ、サッカー、柔道、水泳などを手に汗して観ます。

 また、ママさんバレー、ゴルフ、軟式野球、マラソンなど自分で汗をかきながら楽しんでいます。いわゆるスポーツ人口というと、この人人の数を言います。

 観るスポーツもやるスポーツと同様に心を開放し、感動を実感します。この素晴らしさも大切です。しかし私はもう一つスポーツの新しい形態があるとして都議会本会議で質問してきました。

 それは支えるスポーツです。観る、やるの中間に位置するものです。

 実際にスポーツ選手に近い距離でそのスポーツを支えます。たとえばラグビーの大会会場への観客の安全な入場を案内するとか、マラソンの脱衣の運搬、給水の提供、沿道の整理などが挙げられます。選手も観客も気持ちよく競技を楽しめるように、環境を整えるボランティアとして参加することです。

 少なくともそこには競技場で、テレビで観るだけではなく競技者の側まで近づく行動が伴います。

 そしてその結果として競技が選手も観客も事故や怪我なく終わればボランティアの役割は完遂したことになります。

 この満足感は至上の喜びです。この新しいスポーツとの関係をスポーツボランティア条例として都が定めて、オリンピック・パラリンピック大会に限らず、日常にスポーツに親しめるきっかけにしていきたいと思います。そしてスポーツボランティアが、無償の貴い社会体育への貢献になることを決めることで新しいスポーツとの関係が生まれます。私のいうスポーツボランティアは支えるスポーツなのです。

2017年6月22日 記