2018年5月16日掲載

柳瀬元首相秘書官の依怙贔屓!!

—加計学園と3回、他とは会わず—

 愛媛県の中村知事は、柳瀬氏と首相官邸で会った時の名刺を公表しました。

 国会で参考人として「10数人のうちにいたかもしれない」、「安倍首相には指示も受けていないし、報告もしていない」と発表しています。中村知事は陳情、地方自治体という負い目のある立場を首相秘書官が踏みつけた印象を持って、名刺公表になったと思います。柳瀬秘書官の態度は「どなたの意見も聞く」という姿勢とは逆の猛猛しいかぎりと写ったに違いありません。また充分に適格対象となっていた京都産業大学の要望は一顧だにされなかった背景も柳瀬秘書官の「はじめに加計学園ありき」の方針のもとで無視されたのです。

—安倍首相を超えるおそるべき秘書官—

 考えてみると柳瀬秘書官は安倍首相を超えた実力者だということになります。安倍首相の意を受けて働くはずの秘書官が、陳情者に会った結果も報告せず、首相も聞いていないのです。すごい秘書官、また安倍首相はナメられているということです。

 この秘書官に証人として国会に出てもらって、安倍首相を無視して3回も会っている経過を報告しなかった理由を話してもらいたいものです。

 そこにはエリート官僚から見てわが国の首相の頼りなさ、自分の有り余る能力に対する自信が表明されることになるでしょう。

2018年5月12日 記