2018年8月2日掲載

厚顔無恥! 黒田日銀総裁の態度!

—物価上昇2%はまた延期—

 いまから7年前に日銀は物価安定の目標を、消費者物価指数の前年比2%上昇と決めて、政府と共同声明を出した。黒田日銀総裁と安倍総理が合意した。それがどうだ。7年たっても実現しない。黒田氏については歴代の総裁からも手腕に疑問がなかったわけではない。

 就任当時は安倍首相の後ろ盾で、強気の姿勢であった。今回の金融政策決定会議後の記者会見でも、2%についての説明、解説はまったくない。もとより責任問題も出ない。

—金融政策にも責任が伝染—

 安倍政権の無責任さは多すぎて、焦点が絞りにくいほどである。サッカーの国際大会、トランプの狂的行動、水害、台風と、日常にも国民は集中できない情報の氾濫だ。そんな隙間に国の大切な政策や法律が決められていく。

 あれもこれもに着目するのではなく、政治の型崩れ(?)をしっかりと見据える姿勢が大切だ。黒田失策に何人の批判も出てこないところが問題だ。国民の鑑識眼、根気が問われている。

2018年8月1日 記