2020年2月23日掲載

安倍総理は解散か辞任かの一つ分岐点にいる。

 ANAホテルは桜を見る会の安倍後援会への見積書や明細書を出さないわけがない、とメールで野党議員に答えている。だが安倍総理は、また自民党は議会答弁で終わった、という。見積書などあるなら出せば済むことだ。だが出ないとすれば出せない理由があると想像されても仕方がない。出せばこれまでの国会答弁がすべて嘘になるからである。これまで森友事件も、うやむやにするように総理、総裁の立場を悪用して居直ってきていた。今回もその手で逃げられると思っていよう。具体的な書類それも民間のホテルとなればいくら何かにつけてお得意のお客として使用しているからと言って恩に着せたり天下の安倍の、自民党といえども理不尽は通らない。

 ここで安倍総理ができる逆転の一手は、ANAホテルの担当者を証人、あるいは参考人として国会に来てもらって自分の言った通りの発言をしてもらうことだ。それが出来なければ、オリ・パラに関係なく解散をして国民にどちらが正しいか決めてもらうことも出来る。更にそれも出来なければ、総理辞任ということになる。そうなればただ長いだけの汚名を残して日本政界の伝説になる名誉を負う総理となろう。

2020年2月19日 記