2020年2月10日掲載

数と質の民主主義はアメリカにあった

 トランプ米大統領の弾劾裁判は2月5日、上院の無罪評決によって終わり、トランプ大統領は11月の選挙で当選することで国民の評決を受けることになった。

 昨年の下院ではトランプ政権の幹部がウクライナ政府に民主党の大統領候補の醜聞の調査を依頼したかどうかの核心には迫れなかった。

 ここでアメリカの国会議員にも良識を持った人がいることがわかった。ロムニー上院議員が造反して弾劾に賛成したのだ。日本でも党の決めた方針に逆らう議員が出る。しかし規模、内容がまったく違う。

 安倍総理のこれまでの各種疑惑について疑惑あり、ということに等しいのだ。民主主義のありかたに一日(いちじつ)の長があるということだ。我が国にロムニー議員はいるのか!

2020年2月7日 記