2020年3月16日掲載

いま冷静な判断を!

 新コロナウイルスの対応で政府は、当初10日とか2週間がヤマと言っていた。だがその見通しは狂い、突然、安倍総理の全小中休要請があり、あれよあれよという間に学校は閉鎖となった。

 まず初めに中国の秘密主義が対応を遅らせ、オリパラのある日本も大事にしたくないので希望的、楽観的な見方をしていた。だが全国に広がる動きとなり、いま臍を噛んでいるのが安倍総理であろう。マスク、トイレットペーパーの騒ぎは我先に自分のことを考える裸の日本人そのものである。そしてつけ込む詐欺師までが現れている。

 日頃からの手洗い、うがいを習慣にして、外での立ち食いなど非衛生なことをしないことが改めて大切とわかる。犬の糞、人の痰が埃となって舞っている中で歩きながら食べることを流行のようにしている人は改めて、不潔さを自覚してほしいものだ。このままいくとオリパラは延期、中止になってもおかしくない。お祭り騒ぎよりも人命が大事。そして生活を大切にする考えがなによりも尊重されねばならない。我が国が国際的に迷惑をかけないようにするには、まず人間として自分のできる身の処し方を常に実行していることが望ましい。人から人にうつるのだから、人の集まるところは避ける。学校が休みといってカラオケや人混みに出ていくなどというのは、楽観すぎる。ことの重大さがわかっていない。政府も政府なら、国民も国民である。

2020年3月12日 記