2022年10月25日掲載

立憲民主党の岡田幹事長の発言は
政権を目指す党としてあってはいけないものだ

 18日、立憲民主党の岡田幹事長は約1200人いる地方議員に旧統一教会との関係を調査した結果を発表した。10人未満であったという。

 だが岡田幹事長は、自民党は調査すらしていないのだから、我が党だけが名前を発表するのはおかしいというような趣旨で公表しないという。この後ろ向きの姿勢をどうとるのか。自民党に対抗するなら、政権を取るのなら旧統一教会との関係の違いをはっきりしなければならない。それなのに自民党の顔色を見ての発言である。

 そこには国民に対して誠実な政党の姿勢を見せようとする迫力はない。後ろ向きの無失点主義がありありと出ている。自民党との差を示す絶好の機会なのに、自ら放棄したようなものだ。これでは政権はとても無理と言わざるを得ない。岡田幹事長の消極的なこの姿勢は、党の姿として国民にどう映るのか考えた上のことなのか。頼りにできる政党と言えるのだろうか。国民の不信の的になっている旧統一教会と政治、政治家の問題にズバリと切り込む態度が見えない。

2022年10月19日 記