2022年4月2日掲載

犬の散歩と桜と…。

 我が家の周りには桜が多く植わっている。区内のあちこちから花見に来る人がいる。

 この頃は古木になったということで伐採されている。根がアスファルトを突き破っており、桜は先見力の無い区職員のために被害を被っている。区の花という割には管理が良くない。 

 我が家の愛犬・雪見の散歩に朝、夕と出かける。この頃は野口雨情作詩の童謡「春」を小声で歌いながら歩く。♪桜の花の咲くころは、うららうららとみなうらら ガラスの窓さえみなうらら、学校の庭さえみなうらら♪という歌だ。私が小学校一年の時の音楽の時間で覚えた歌。疎開先の母の実家から3カ月通った時に先生はオルガンを弾いて教えてくださった。音楽は苦手な私が唯一覚えている歌である。いろいろな思い出がある。まもなく上梓する『メリアムの教育』の中にある「実験室で終わらない」という小文にその辺の経緯は書いた。

 さて、桜並木の散歩の途中、「春」を口ずさんだり、俳句を思いついたりする間に色々なことを考える。

 コロナとプーチン大統領の侵略戦争という異常行動の関係。我が国の参議院選挙目当ての給付金案、4月からの18歳成人のおぼつかなさ。世界の歴史の中で必ずいま私たちが生きている2022年は、歴史に書き留められるくらいに重要なポイントである。しっかりと見聞きして自分の中にとどめておこうと覚悟している。

2022年3月28日 記