2025年6月1日掲載
政治家の軽い言説に反撃を
江藤元農相の「コメは買ったことがない。売るほどある」、玉木国民民主党代表の「動物の餌」という発言。これほど、いま国民が米不足を嘆いている時に、国民感情からかけ離れた発言をする国会議員が、過去にいただろうか。米がいくらしているか、知らないのだろう。2000円台が4000円台になっていることなど。家計にどれほど負担だということも。選挙の時だけ、物価のことを気にしているかのように、有権者に自分を演技して見せているに過ぎないのだろう。議員になってしまえば、国会の駆け引きが政治、と考え違いをしているのだ。政治家の言葉は「綸言(りんげん)汗の如し」といって、一度出た汗は、もう皮膚の内側には戻らないという意味の格言を知らない政治家。
都議会、もしかするとその後に衆議院の選挙があるかもしれない。しっかり政治家の言葉や言説を監視して、選挙の時の判断材料にしなければならない。もうこれ以上、政治家、その予備軍に馬鹿にされることは許さない覚悟を持たなければならない。
2025年5月30日 記