2013年6月11日掲載

いまさらながら‥‥

 テレビを見ていますと、新聞各紙からニュースを引いてきて評論している番組があります。

 ニュースの源があり、それを新聞が報じ、それをテレビがなぞるように伝える。

 新聞はときに誤報もありますが、それなりに信用もありますから根拠があって書きます。

 ですがテレビは直接の取材もなく、他人の記事を使っています。これは変です。

 テレビも報道機関、マスコミですから取材の人もいるのでしょう。それが独自の取材もせず人の報じたものを、そのまま伝えて恥ずかしくないのでしょうか。

 特ダネのという新聞用語もあって、だれもが報道しない記事をある社だけが取りあげることです。

 その競争が新聞、マスコミの妙味のように思うのですが、その意欲をうかがい知るのは数年に一回ぐらいでしょう。

 みな横並びで逸脱しないように抜きもせず、抜かれもしない総横並びの思想がはびこっています。

 異端を許さず、認めない風が出てきています。

 同質化することの安堵があるのでしょう。

 いたずらにテレビの前で時間を使わずに、テレビを捨て、町に出て自分の目で耳で、手で足で感じ触れて自分の考えを持ち、楽しみを感じたいものです。

 もうテレビに左右される生活と自分をやめましょう。新聞の二番煎じのテレビは卒業です。

2013年6月10日 記