2015年7月21日掲載
鉄舟忌終わる
7月16日は山岡鉄舟忌。今年も梅雨明けの日に当たり酷暑の日。100人近い人人が参加。私は展示された書を見ながら時間を過ごしました。
その中の二つの和歌に「人」という文字が出てきていました。鉄舟の平等観がうかがい知れました。
国会議員も2〜3名いました。静岡の鉄舟会をされているW氏と初面談。それまで互いに自著の交換はありました。彼は政治家は私たちの会への入会は遠慮してもらっています、といいます。
選挙などの政治利用を心配しているようです。私も同感。さて当日の講師は東大資料センターの西脇康氏で「山岡鉄舟と浪士組」というもので全生庵から発見された資料を基に話されました。要するに幕府の中にも「尊王攘夷」派はいたということをもっと認識すべき、という論です。その代表者が山岡鉄舟ということです。幅広な政治態度はここから来ます。
既存の歴史観は体制を作った側が強調します。
そんな中で鉄舟の真の姿が語られました。
伝う汗 頬から腹へ 鉄舟忌 宗春
2015年7月20日 記