2018年1月19日掲載

日蓮聖人の馬好き

—1月13日、曳馬式が身延山で—

 「本阿弥行状記」の第222段に日蓮が、信者の波木井氏に送った手紙があります。

 そこにはいただいた栗毛の馬に愛着があって、常陸の温泉に連れてゆきたい、馬の扱いを知らない者がいると心配である、という趣旨を書き送っています。

 弘安5年、日蓮聖人32歳でした。日蓮聖人は馬好きだったのです。

 

 今年の1月13日、聖人が亡くなって初めての祥月命日に行なわれてきた「曳馬式」が身延山・久遠寺で行なわれました。2頭の馬が出たそうです。

 聖人の馬好きを700年近くたっても信者、久遠寺は大切に守っているということです。

 行状記に接していればこその気持ちでした。

2018年1月15日 記