2018年8月28日掲載
詩人・谷川俊太郎さんと30年ぶりに!
谷川さんの詩にこのようなものがある。
手紙を書こう
手紙を書こう
区議会議員に手紙を書こう
うらみつらみを並べてやろう
手紙を書こう
国会議員に手紙を書こう
優しい脅迫状を送ろう
手紙を書こう
総理大臣にぼくらも書こう
絶望しながらしつこく書こう
手紙を書こう
返事がくるまで手紙を書こう
(落首九十九)
この本は昭和39年(1954)に出ている。私は大学2年。政治家をめざしていたが、この詩で有権者、住民の姿勢を知った。これを大切にする議員になろうと強く決めた。区議になって、バッチも付けず、先生とも呼ばない議員になった。私に影響を与えた谷川さんと30年ぶりに会った。もとより本人は覚えていなかった。しかし喜んでくれた。「ホォ、そうですか」、側で御子息の賢作さんも丸顔でニコニコ。
本に署名をいただいた。
その後で賢作さんのピアノ、俊太郎さんの朗読、そして明るいやりとり。長野県の小さなホールにやさしい風が吹いていた。8月中旬のこと。
2018年8月21日 記