2019年3月2日掲載
ある人権団体からの私への感謝のたより
「90年代に、同性愛が人権や政治のこととして扱われていない時代から東京都の人権指針のことで尽力いただいたことを聞いております。社会の中で光が当たらない時から先生にお世話になった経緯があるからこそ、昨今の国内での性的指向、性自認、LGBTの動きに繋がっていると思います。」
という手紙が2月初旬、私の手元に届いた。
それまでは東京都の人権指針は部落問題を中心にしたもので、狭い範囲のものであった。私は都議会議員となって、人間個人の性指向に自由さを求める時代を先どりして、性同一性や同性愛を指針にとりいれた。都が先鞭をつけた結果、全国に広がって今日では日本中で当然の政策になった。そのことが便りを送ってくれた組織の後輩にまで伝わっていて和田の行動への評価につながっているのだ。
地道に静かに息長く、人権を人間の課題として注目し、関わっていきたいと思う。
2019年2月28日 記