2021年6月18日掲載

筑波大学の剣道講座終わる。

 4月24日から6月19日まで毎週土曜日、5月15日を除く8回の講座が終わりました。終わると修了証書が出ます。これで5枚になりました。小学生のようですが嬉しいですね。

 今回の講座の特徴は8回のうちの6回を忙しい香田範士が指導してくださったことです。もとより欠席の少ない先生ですが。

 2時間半のうち1時間は剣道形であったことです。表面だけの、順番だけの形ではない、理屈すなわち理合いにかなった形でした。それを実技にどう生かすかという観点で具体的に体験出来たことは素晴らしかったです。その形と実戦の生かし方についての講義は、記録にとっておくべき貴重な経験でした。

 偶然、筑波大学剣道部所属で今年の全日本剣道選手権者と一緒に稽古が出来たのは驚きでした。スピードのある打ちに圧倒させられながら自分から攻め、攻め返す剣道をせざるを得ない気分になり、今までの、受けて、守っていた剣道を反省しました。また最終日に同じ、香田先生の発案で同じ程度の年齢と経験の方と立ち合い稽古をしました。終わって、先生の私への指導も「自分で仕掛けないと」というものでした。私の気付きと先生の指導が一致したことで一歩進んだ気持ちになりました。先生にも8月21日の新潟審査をお話ししての講習でしたから、すべてに今までにない充実した講座だったといえます。私の気の持ちようが変化しただけですが。これからもこの気持ちを忘れずに一人稽古をしてまいります。

 東京都は区立学校の施設がまだ使えないので稽古場所には苦労します。ジョギングしたり素振りをしたり、剣道の本を読んだり、やること、考えることは色々あります。教育剣道を唱える筑波大学の精神を実践する喜びが増えました。

 修了証書を持って、香田先生と多くの受講生の方と撮った写真を送ってくださったFさん、ありがとうございました。これも剣縁と思って感謝します。

2021年6月22日 記