2013年4月29日掲載
建設労働者の賃金高騰
―都心でも1割程度―
建設現場で働く鉄筋工や型枠工などの建設労働者の人件費高騰がはっきりしました。 東日本大震災の被災地では、1日あたりの賃金が震災前と比べて3〜5割高くなっています。東京でも1割程度上昇しています。 上昇が著しい東北の被災地でコンクリート型枠工が1人1万6千〜2万人で震災前に比べて3割上昇している。鉄筋工も1万6千〜2万円で5割上がっています。 東京でも鉄筋工の賃金は4月中旬で1人当たり1日1万5千〜1万6千円前後で昨年末と比べて1割前後上昇しました。 型枠工は1万6千〜1万8千円前後で6%高くなっています。足場を作るとび職は2割弱上がっています。
―建設就業者の減―
バブル崩壊以降の建設投資の削減で就業者が大幅に減っています。2012年は503万人で10年前と比べて2割弱少なくなっています。 被災地の建設会社は人件費高と採算悪化を懸念しています。入札参加を見送るところもあって入札が不調にることも出ています。工事の遅れや事業費増加につながる恐れもあります。
2013年4月28日 記 |