2013年4月30日掲載
物価を毎日公表!
―東大が挑戦―
安倍政権はデフレ脱却を目標として、2年間で物価を2%上昇させると言っています。 その論争があるなかで、毎日物価を公表するという動きが出てきました。東京大学の渡辺努教授が5月20日をめどに、日々の消費者物価指数を公表するというのです。(日経4/27夕刊) いままで私たちの知っている消費者物価指数は総務省の月に1回、約1ヵ月後に発表されるものでした。東大は5日程度で算出し、公表するというものです。 原則として毎日公表するということです。金融緩和策や来年の消費税率の引き上げによる価格転嫁の動きなどを分析できるとしています。名称は「東大日次物価指数」といいます。全国の約300店のスーパーからオンラインでPOS(販売時点情報管理)データから計算し、東大のホームページで公表するとしています。調査対象は食料品、日用雑貨など約20万点、生鮮食料品は含まれません。何よりも総務省と比べて早期に分かることが魅力です。
2013年4月28日 記 |