2010年3月17日掲載
ビルマ民主化運動は反政府運動を!
1995.11.9 スー・チーさんと自宅で会談
―ストライキなどあらゆる抵抗運動を―
3月11日ビルマの軍事政権は国営紙で上下両院の選挙の内容を公表しました。有罪判決を受けたものの立候補は禁止で、自宅軟禁中のアウン・サン・スー・チーさんの立候補を認めないというものです。軍事政権はスー・チーさんの所属する国民民主連盟が80%の議席を取って圧勝した1990年の総選挙も失効させた。
90年選挙の前まで選挙結果に従うといっていたことを完全に無視したことになります。これは、あきらかに背信である。
私はスー・チーさんと三度あい、民主化対話を確認してきました。日本にいるビルマ人と連携してビルマ民主化に努力してきました。
武力をもつ軍事政権に対抗するのにはあらゆる非武力的行動をとる手段しかありません。
東南アジアにおける最後の非民主国家に断固として抗議すべきです。
昨年3月に『文民政権』となってテイン・セイン大統領がそれまで自分も属していた軍事政権と違った印象を与えるために色々と工夫して今度の選挙になりました。中国から支援を受けて決めていたダムを中止にするとしています。