2012年4月24日掲載

スー・チー下院議員のはじめての抵抗

 下院議員となったスー・チーさんがNLDの他の41人とともに4月23日の初登院を拒否しました。

 その理由は旧軍事政権が定めた「憲法を守る」という宣誓をしなければならないからです。

 この憲法では非選挙で466人の1/4を軍人から選ぶ規定になっているのです。

 それを書いてある憲法を認める宣誓はとても認められません。ですからNLDやスー・チーさんは民主憲法の制定もその政治目標となっています。そして、2015年の総選挙で大勝利が求められ、第一歩が補欠選挙だったのです。

 この民主憲法のNLD案を検討するために、日本国憲法を参考にして欲しいと思い、和田都議のこのたびのビルマ訪問に持参しました。そして、NLDの幹部に手渡し、その時にさらに何冊か要望されましたので、送っています。まだ民主化にはいくつもの障害があります。急に経済的解除を表明している日本や米国、EUも軽率といわざるを得ません。

4月23日 記