2012年5月4日掲載
スー・チーさん、旧軍事政権憲法に宣誓
5月2日、スー・チーさんが連邦議会で、下院議員をして憲法を「守る」と宣誓しました。
いったんは旧軍事政権が定めた宣誓を拒否していましたが、NLD(国民民主連盟)の意見を集約するような形で現実的な対応を取りました。4月に下院選挙に当選しましたが、宣誓しなければ下院議員にはなれなかったのです。そこでNLDの41人では466人の全議員のうちの極少数勢力です。ここはひとたび現状に従う判断をしたのです。そして、国連のパン事務総長の招請である国連での演説を承知しました。
要するに国連で演説して世界世論にビルマ民主化を強力に訴える手段を手に入れるために宣誓したといえます。
現状に妥協をして先々の根本的に民主化を勝ち取る方針にスー・チーさんは賭けたといえます。
5月3日 記