2020年2月14日掲載

[緊急報告]ビルマの反民主主議の復活を許すな

 2月1日、突然、スーチーさんが国軍に拘束された、とロイター通信が世界に流した。

 私はすぐにアメリカにいる事情に詳しいビルマ人に電話をした。彼は、国軍の最高責任者の任期が今年7月に定年で切れることと関係している、と指摘した。定年前にスーチーさんをはじめ民主勢力を根絶する目的がある、という。

 去年の国政選挙で民主化政権は圧倒的な勝利を得た。国軍関係の議員は30数名が落選。国軍側は選挙に大きな不正があった、と抗議してきた。しかし国軍が言う不正は、口実に過ぎない、と在米の友人は言う。コロナ騒動に託けて、国軍幹部は定年を前に1999年の総選挙を無視した暴挙の繰り返しを狙ったものと言える。

 日本をはじめ国際世論が民主主義の後戻りを許さない姿勢を強く唱える必要がある。トランプ前米大統領、プーチン大統領など権力をむき出しにして行使する指導者が出始めてきた世界的傾向の雪崩の一つと言える。民主主義は最高の政治制度ではない、いつも有権者が監視している労力を求める厄介な存在である、ということを認識すべき事態だ。国民が注目して支えていかなければ、いつかは権力の魔力に魅せられた暴君が力ずくの弾圧をかけてくる。私はあらゆる手を使ってこの暴挙を正していく。

2021年2月10日 記