2021年8月11日掲載

ビルマの民主化を逆戻りさせてはならない。

 1988年8月8日、ビルマは学生を中心に軍事政権に抵抗運動を起こした。多くの学生が家族と離れて外国へ逃げた。わたしの友人もその一人である。先の総選挙で国民民主連盟が圧勝して、一時はスー・チー氏の下で民主政治がおこなわれる機運となった。軍部はこれを認めず、再選挙をすると言い出してスー・チー氏を拘束している。まったく道理の無いやり方である。

 ビルマはコロナ対策もままならず、国民の命は軽視されている。国民の声が尊重されない国では暴力、権力は相互に曖昧な形を作って高圧をかけてくる。まさに問答無用のやり方がまかり通る。今、抵抗運動から33年が過ぎ新しい抵抗運動が起きている。出来るかぎりビルマの仲間を応援しようと思う。

2021年8月9日 記