2013年11月14日掲載
【議員の心理と行動】政治指導はどこまで可能か?(1)
地方議員、国会議員を問わず政治家、その集団である政党が官僚を使って動かすことを政治改革の主流として訴えてきた“ふし”があります。
国民から見ると官僚は地方、国も威張っていて融通がきかず、安定した給料をとっている、という見方があります。
中国から来た律令すなわち法律をもって国や地方を治めるすなわち統治しようとすると、それをよく知っている官僚が必要となります。専門職です。
中国の科挙の厳しさは、浅田次郎の『蒼穹の昴』に詳しいところです。
法律の隅々まで知り尽くし、欠点のない掟すなわち規律を住む人間に要求するのですから、作る時も運用した結果にも責任が伴います。
完全無欠、どこからつかれても無傷な法律そこから作られた制度でなければならないのです。
さらにそこからくる誇り・地位もありますから、民間とは異なる立場、考え方をするべきだという自己認識が進展します。しかしそれが過剰になると弊害も出てきます。それを次回には。
2013年11月10日 記
