2013年11月26日掲載
これから闇が明るみに…!
—猪瀬都知事の献金問題—
猪瀬都知事の5000万円の献金問題はこれからさらに広がり、思わぬ方へ波及していくことでしょう。
今年9月に東京地検特捜部が、徳洲会病院関係を捜索した後になって知事の特別秘書が全額返済したといいます。
11月22日の定例記者会見で、徳田毅衆議院議員から現金で受け取ったと明らかにしています。
そもそものきっかけは、昨年の都知事選の立候補に先立ってあいさつに行った際からの出来事です。
ここで徳田氏側と知事側の言い分が食い違います。
知事は挨拶に行ったといいますが、徳田氏側は1億円の献金を求めてきたというのです。ここで大きく食い違っています。
立候補の挨拶とは選挙が前提ですから、一般の借入れとはいいにくい弁明です。
知事は個人資金と各団体からの資金で選挙を闘うつもりだったが、それとは別に個人的に借り入れたといっています。
猪瀬都知事の先の選挙での選挙管理委員会への収支報告は3千万円です。これで全都民に周知する選挙ができるか疑問です。
ともかくこれから(1)選挙資金としてか、個人の借入れか、(2)徳洲会との便宜関係はなかったのか、(3)都議会はどう対応するのか。そして地検特捜部はどう動くのか。変化が予想される今週になりそうです。
徳洲会グループがお金を使って選挙をしてきたという事実がここにきてはっきりしてきました。この流れの中に猪瀬知事も巻き込まれることになりました。どう責任ある説明ができるのかが問題です。
いま政治には一票の格差裁判があって公平、平等が問われています。
そして政治と金の問題が猪瀬都知事に生じてきて、日本の民主主義の基礎が揺らいでいます。しっかりと見つめ、万人、家族で意見交換していく機会でもあります。
そのような一週間にしましょう。
2013年11月24日 記
