2013年12月28日掲載
防衛費、公共事業費は2年連続で増
—14年度予算案 閣議決定—
24日に政府は2014年度予算案を閣議決定しました。
歳出総額は過去最大で95兆8千億円となっています。安全保障、経済再生に重点を置くものです。
社会保障、公共事業などの政策に使われる経費は前年度比3.2%増の72兆6千億円で国債の償還や利払いなどの国債費は4.6%増の23兆2千億円、歳出の4分の1が借金返済に充てられます。
安倍首相は消費税8%への引き上げでの増収分、約5兆円全額を社会保障に使うとしていますが、国民は監視していかなければなりません。公共事業費は2年連続で増えましたが、利益誘導、業界への選挙の返礼と見られることがあってはなりません。
また私たちの日本は約1千兆円の借金があることを忘れてはなりません。政府は新しく国際発行を前年より減らしたといっています。しかし借金の借り換えなどの国債発行額は181兆円で過去最大となって「財政の健全化」とはほど遠い結果となっています。借金の多い国が国際的に信用されないくなるのは当然です。
過去最大の予算案であるというだけでは国民を幸福にしたことにはなりません。安倍政権の表面だけで判断できない危険、不安が残されています。
2013年12月27日 記
