2014年6月25日掲載

言語を正しく遣うこと!

 こんな経験を最近しました。言い古されたことです。ある会合での挨拶です。『…私にとっては役不足ですが、これからひとこと…』というのです。

 私にとっての役割が不足、すなわち軽く見ているという意味になります。

 70歳を過ぎた方でした。

 どこかで注意をされて正しい遣い方を知らないと、このような始末になります。強いていえば、だれかに指摘されて、恥ずかしい思いをすれば一生忘れなかったことです。わざわざその方に注意することはできませんが、自分または身の回りには事例として話題にすることはできます。辞典、辞書と仲良くすることも大切です。活字離れとも関係します。

 話は変わりますが、岩波書店にしても、三省堂にしても小さい辞書では内容が整理され過ぎていて、結局、広辞苑にお世話になることがしばしばです。重いもので困っています。

 その一方で英語が小学校でも取り入れられ、中学校では英語で授業する学校もあるといいます。

 いま話すこと、書くこと、どちらも日本文化の危機だと感じています。

2014年6月21日 記