2015年1月19日掲載

プロスポーツの疑惑

—サッカー・アギーレ監督—

 かつて日本のプロ野球にも八百長事件がありました。真剣勝負でなく、真剣勝負を装って観客を裏切る行為です。
 その陰には金銭、情実がある場合が当然です、
 プロスポーツも見世物です。それで金銭をもらうのが選手です。努力の過程、勝利の過程を通して、学び人間を磨いていくアマチュアスポーツとは違います。
 努力しなくても、結果がよければそれですべて許されるのがプロ世界です。
 金銭になれば八百長でも露見しないで済めばそれでよいのです。
 プロ野球、プロサッカー、大相撲でもいつも子どもを意識して演出に利用します。それは未来、清潔に自分たちは味方する、力を入れているという演出です。意地悪く取ると人気取りの手段に子どもを利用しているといえます。
 厳しい気持でこのようにプロスポーツを批判するのは八百長疑惑がサッカー日本代表のハビエル・アギーレ監督にスペイン・リーグの八百長疑惑があるということです。スペインのメディアが報じました。それは2011年の試合だということです。
 日本サッカー協会が雇った監督です。協会はアギーレ監督の身体検査すなわち身辺の清潔さを調査してから契約しているはずです。
 スポーツの一所懸命さ、純真さを強調するプロスポーツであればこそ、サッカー協会が、アギーレ監督任せで傍観している無責任さに驚くばかりです。表面上のきれいごとを装うプロスポーツの持つ、実像との距離がプロスポーツとの現状を物語っているように思えます。
 スポーツはプロスポーツを観るよりも、軽いスポーツでも自分で楽しむことが肝腎といえます。

2015年1月16日 記