2015年2月14日掲載

一転、小保方晴子さん、刑事告訴か?

—お粗末な理研の対応—

 2月10日に理研はSTAP細胞の小保方さんの懲戒解雇相当の処分を発表しました。論文が不正で、STAP細胞ではない細胞を偽った“罪”があります。

 研究者が犯罪者になる可能性もあります。研究費の不正使用もあります。会見で同席した若山照彦山梨大教授は出勤停止相当、他の関係学者もけん責、厳重注意を受けました。

 自殺した笹井芳樹さんは「故人のため、見解の公表を控える」ということです。

 小保方さんの幼稚さは論外としても周辺の学者達は何を研究していたのでしょうか。何度も書きましたが、理研という権威を利用して、実際は根拠のない研究をし続けて世界的な偉業を達成、と世間を騒がしました。この全貌は明らかにしなければなりません。私たちの使う言葉でいうと小保方さんは嘘つきで、理研も同じです。故人に鞭打つわけではありませんが、自殺したからといって処分を公表しない、という理研の姿勢に内部に止まって世の中の常識が通じない閉鎖性を感じます。成功している栄誉は当事者、関係者、理研に与えられます。しかしその逆の時は、まして不正であるならば罪として受けるべきが妥当です。

 ここにいたってまでも理研は甘い認識しか持っていません。野依理事長以下、全員が総辞職して、解体再出発すべきです。

2015年2月12日 記