2015年3月17日掲載
議員の質を直視しましょう!!
—住民の眼力が求められます—
朝日新聞のアンケートが、3月17日に明らかになりました。都道府県議員と政務調査費についてです。そのうち7人が100万円を超す切手を購入しています。切手を一枚一枚貼って数千人に出すのは事務の負担になると思うのですが、わざわざ切手を買う理由がわかりません。まとめて郵便局に持っていけば円滑に処理されます。
考えられることは、なんでも安く売る店に買ってもらって現金にしているということでしょう。ではなぜこんなことを考える議員がいるのかということです。
それは倫理観のない議員がいるということです。議員になるきっかけは個人個人にいろいろあるでしょう。社会の不公平を正す。教育を児童、生徒に取り戻す。福祉をきめ細かくしたい。しかし、そのような初めの意欲も4年間、何期も続かなくなる人がいます。そして政務調査費という公金をだまし取ることを考えるようになるようです。議員としての日日の仕事が住民から評価されるきっかけを自分から知らせることを怠ると住民との緊張関係がなくなります。
私は議員に必要な資質を次のように仕訳けします。
- 1、自分が議員になろうとした動機に忠実に活動している根気強さ。
- 2、自分が選挙で選ばれた誇りを持つ気高さ。
- 3、金銭に執着しない奉仕の心。
住民がこれらを常に持ち続ける姿勢すなわち質を見抜くことです。
私は詐欺行為といえる切手売買を密かに行なっている議員と選んでいる住民の安直さが原因と思っています。お金儲けで議員になろうとすることを防ぐことはできません。しかし、そのような人間を選ばない権利が住民にはあります。
人から頼まれた、若いから、女性だからというだけで投票することはこのような議員を誕生させることになります。
魚や野菜を選んで買うのと同じく、識別する能力を住民は養うことです。私のいう政治教育です。
何度、同じ議員の裏切りを許せば住民は納得するのでしょう。目覚めるべきは住民です。
2015年3月13日 記
